廃止されてから30年。人目に触れず30年の時をひっそりと越えてきた姫路モノレールの主役達。高度成長期の象徴的行事であった大阪万博のエキスポタワーが、その歴史的価値を見直されることも無く2003年3月に解体されたように、高度成長期の建造物にとって今が一番存続が危ぶまれる時。
 どうかあと15年。無事このままの姿を留めてほしい。そうすれば姫路モノレールの歴史的な価値が見直されるに違いない。
 姫路市にお住まいの井原様より画像を御提供頂きました。ありがとうございました。

 非常に珍しい運転席からの走行中画像。山陽電車をクロスオーバーする為に急勾配を上っている。
 
 走行中車内の様子。たままた乗客がいないカットだったのか・・・日常的に乗客がいなかったのか・・・
 窓に注目して下さい。現在一般的なロールカーテン式の日よけでなはく、普通の横引きの布カーテンを採用している。
 これは、通勤電車というより観光を主な目的としていたことをあらわしている。今日の鉄道でも新幹線や特急車両が横引きのカーテンを採用している。
 中間駅である大将軍駅の切符売り場上部の時刻表。
 大将軍駅のコンコースや駅階段はビジネスホテルとして使用されてますが。2004年7月から改築の為休業中のようです。しかし再開される気配は無いとの情報が入ってます。
 大将軍駅切符売り場の窓口。
 大将軍駅は姫路駅から徒歩でも5分もかからない距離であった為、乗降客がほほんどおらず営業終了前は通過駅となっていました。
 鳩の糞に覆われてしまっていますが当時の駅構造物がそのまま残っています。写真を見た後、目を閉じると当時の姿のイメージが浮かんできそうです。
 手柄山駅に入るところを運転席からのカット。写真に写っているレールやモノレールのりばの文字は跡形も無く撤去されてしまっている。
  


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