軌道の下に商店が続きます。、まるで昭和40年代のまま時の流れがとなってしまったようで、寂しさと懐かしさが同時に沸いてきます。その脇を通り過ぎてゆく今の世の女性が印象的でした。 
 よく商店の建物の上にモノレールの桁が載っていると勘違いされますが、そうではありません。
 この写真をよく見てもらうとわかりますが、先に桁が作られ、それにあわせて商店が入っている建物が建てられたのです。自転車の後ろのコンクリートブロックに囲まれた部分に桁が入っています。
 しばらく続いた軌道下の商店が途切れると、いきなり中間駅である「大将軍駅」が現れます。
 姫路駅であったところから、徒歩で5分ちょっとモノレールだと1分位であまりにも近い。営業時も昇降客が殆どおらず、通過駅となっていたようです。
 昭和30年代の設計とはとても思えない近代的な設計で、駅とマンションの複合ビルです。発想の先進さにただただ感嘆する。
 モノレール駅付きマンションという最先端のであった為、発売当初はすごい競争率だったとか。
 下層階(1〜3階)は飲食店、中間層(4〜5階)はモノレール駅、上層階はマンションになっています。ホーム以外の旧駅の部分はビジネスホテルとなり、ホームへの入場は不可能となっています。現在のビジネスホテルの入り口が駅入り口だったが、今は当時の面影すら残っていない。
 姫路市管理下で旧駅には一切入場できません。
 下の道路からから駅名の看板が見えます。
鳩の巣となっているのでしょうかすいぶん汚れています。
 営業当時のままの姿をとどめていると思うと見入ってしまい、当時の風景が浮かんできます。
 「国鉄姫路駅」と「モノレール姫路駅」の表記の地図がありました。資料が少ない姫路モノレールでやっと見つけた"活字"です。「やはり、存在したのだ!」と証拠が見つけられたような気分で嬉しく思えます。

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